群馬県カナコさんの転職の体験談

どうしても社風に馴染めない個人商店から転職を考えた時、ちょうど28歳でした。両親や兄弟はいましたが私は一人暮らしで、生活を維持するためにもなるべく早く次の就職先を見つけたいのが本音でした。しかし実際転職活動を始めてみると、20代後半の女性は、結婚するかもしれないとの理由で、なかなか面接に合格することが難しいことを何度も実感しました。そこで、新入社員の時からずっと担当してきたクレーム対応の技術をアピールして、より納得のいく職場を一日も早く見つけようと考えました。

結果、転職活動1か月で次の職場を見つけることができました。上手くいった理由はやはり、面接時の自己アピールの仕方だと思います。

・8年間のクレーム対応の経験を具体的にアピールできたこと。

・圧迫面接にも動じず、目を見てしっかり話しができたこと。

・「職場はご縁」をモットーに、常に前向きに面接に応じたこと。

この3つだと思います。

・8年間のクレーム対応の経験を具体的にアピールできたこと

まず、転職の面接で最も問われるのが、「何ができるか」「何が得意か」という点です。私は学歴も平凡で、これといって事務員として有利な資格も持っていませんでしたが、唯一持っている「クレーム対応歴8年」を武器に、堂々と面接に応じました。

具体的にどんな業務をこなしてきたかを説明すると、面接官は興味を持ってくださり、こんな時はどうするのか?こんな場面では何と言うのか?など、いくつかのシュミレーションでの対応の技量をを問われました。

これらの問いにはきはきと的確に答えたことが、採用に繋がったと思います。

・圧迫面接にも動じずしっかり目をみて話しをする

採用してくれた会社を含め、いくつかの面接で圧迫面接が行われました。

圧迫面接とは、面接官がニコリともせず威圧的な雰囲気で接し、面接を受ける人の資質や適正を推し量る方法です。

私が受けた圧迫面接は、とても怖い顔の面接官がまっすぐ睨むように目を合わし、「前職より給料が安いけれど耐えられるか?」とか、「うちの仕事はよそよりハードな一面があるけれど大丈夫?」など、厳しい口調で問われました。こちらも臆せずしっかり面接官の目を見て、はっきりした口調で前向きな回答を返していったのが良かったと思います。

・「職場はご縁」をモットーに、常に前向きに面接に応じたこと

転職活動で受けた会社を何社も落ちると、気分も落ち込みますしどうしても後ろ向きになりがちです。

しかし、「職場はご縁」です。落ちたら面接で失敗した点や改善すべき点を反省するのはいいですが、それ以上は落ち込まず、「ご縁が無かっただけ。必ずご縁のある会社が見つかるから大丈夫」と自分に言い聞かせました。

この甲斐あって、26社受けて受かったのは2社でしたが、全く落ち込むことなく、どの面接も常に前向きに対応していくことができました。落とされた会社の面接官の方からも、「とても明るくて誠実で素敵な雰囲気ですね。今回は技術的に優れた方がいたのでお断りしましたが、機会があれば働いて欲しかったです」と声をかけて頂いたこともあります。

後ろ向きでどうせ受かるはずないと思えば、必ず態度や雰囲気に現れます。

しかし前向きで明るい雰囲気を常に持ち続けていれば、自ずと採用というゴールを引き寄せやすくなると思います。

・まとめ

転職活動は長期戦に及ぶことも多く、新卒の時と比べて面接だけで合否が決まる職場が多いことから、何社も受けているうちに面接の時に疲れてしまっていたり、自分を卑下したりする人もいるものです。しかし、大切なのはどんな時も自信を持って、堂々と明るく前向きに自分をアピールしていくことだと思います。堂々と自分をアピールすれば、面接官にも必ずアピールポイントは伝わります。まずは自分が何ができるか、何を育んできたかを客観的に考えて、冷静に分析してみることがお勧めです。

自分を客観的に分析したら、得意なことや今までの実績を活かしてどのように転職活動を勧めて行くかを、計画してみましょう。

ただ漠然と面接を受けるより、必ず採用に近づくことができるはずです。

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