60代の男性で工場に勤務する会社員です。
既婚で子供1人がいる3人家族です。
転職の面接を受けるときは、どんな質問がきても、答えられるように準備しておいたほうがよいです。
1 最初に転職先の業界について調査が必要です。
私の場合は転職する前は精密業界に属した会社に勤務していましたが、転職先は機械産業の業界に属していました。
そこで会社四季報やプレジデント、日経新聞を読んで機械産業全体のことを調べました。
転職先の会社の情報だけでは、面接時に違う業界への転身について質問されることが多いので慌てないためです。
さらに異なる業界からくる人材を求めていることは確かなので、業界について勉強していけば話の展開も楽になります。
2 自分の今までの仕事を棚卸しするだけでなく、整理しておくことが重要です
面接のときは必ず経歴を質問されます。
面接官は事前に経歴書に目を通していますが、細かいところを確認する質問をしてきます。
経歴書で記載した内容について重複することはなるべく避けて、自分がアピールすることを頭に入れておきます
たとえば私の場合は半導体工場で設備関係の仕事をしていたことだけではなく、電気の資格も勉強して習得しています。
資格だけではアピールにならないので、実際に設備が故障したときの対応やマニュアル化を進めたことを話しています。
機械業界では機械出身者は多いのですが、電気に詳しい人は少ないことは知っていました。
そのため電気にある程度精通していることを具体的に話すと理解してくれます。
3 正直に話すことが基本ですが、多少役者になることも大事です
なぜ会社を希望したのか、なぜ前の会社を辞めることになったのかは必ず問われます。
会社を希望した理由は、ネットでかなりサンプルが出回っているので参考にしました。
ところが辞めた理由は人それぞれ異なります。
最初に考えたのは人間関係で辞めたとことを正直に話すと、すぐにやめてしまう人と思われないかということです。
面接する人も採用した人にすぐにやめられてしまうと困ることはすぐにわかります。
実際に転職を決意したのは、半分リストラもありましたが、本当は上司と折り合いがつかなかったことが原因です。
転職前の会社は不景気で業績が悪くなったことで、リストラを始めていました。
当時上司と折り合いが悪く、リストラ候補になることはわかっていました。
上司と仲が良い職場の人は候補から外しているのは明らかでしたが、周りの人は何も言いませんでした。
面接のときに正直に話そうと思いましたが、辞めました。
代わりに転職希望した内容を重点的に説明し、辞職した理由はさらりとしか話しませんでした。
前の会社がリストラすることは世間的にも知られていたので、あまり追及されることはなく助かりました。
4 趣味や興味をあることは積極的に話したほうがよいです
面接のときにいろいろな方向から質問がくるので、その場ですぐに判断して会話しなくてはなりません。
そのなかで趣味について聞かれたので、これからゴルフをしたいなということを伝えました。
転職先の会社は首都圏ですが、ゴルフ場が多くあることは知っていました。
もともとテレビで見ていて興味があったので、採用されればゴルフでもして気分展開しようかなと考えていました。
面接官のなかでゴルフの話をしたときに、思わずどれくらいのレベルか問われました。
当然ゴルフセットも持っていないので初心者もいいところです。
すると先ほどゴルフで質問した面接官が配属されることになった課長であることが判明しました。
職場では部単位でもゴルフが盛んでしたが、配属された課でも2月に一回のペースでコンペが開催されていました。
ブービーメーカーが幹事をする決まりになっていたことは後でわかりました。
ゴルフをすることで採用されたのではないと思いますが、その後の面接はなぜか和気あいあいとなりました。
まとめ
転職するときの面接はかなり緊張することは確かです。
私の場合は3回面接してなんとか採用されました。
面接を重ねてくると、実際に採用される職場の上長が面接官として登場することが多いと思います。
緊張することは仕方ないですが、正直者だけではなく役者としての気持ちで冷静に対応したほうがスムーズに進めることができます。
熱意だけで採用される時代とは、少し異なる気がしています。
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